Xperia アンバサダーに参加してから約20日。やっとXperia Z3が発売したので早速購入。
●外観
改めて、自分で所有したXperia Z3と、これまで使ってきたXperia Z1を並べてみました。
同じホワイトモデルですが、今回はベゼルも白いのでかなり印象が違いますよね。
幅は狭く、薄く、軽くなり、ディスプレイサイズは5インチから5.2インチに上がっています。まさに順当な進化。といった感じです。
左がZ3で右がZ1です。側面もラウンド加工になり、持ちやすくシンプルなデザインとなりました。四隅は樹脂製で落下時の衝撃を和らげてくれる細やかな心遣い。(樹脂といってもゴムのような柔らかさではありません)
スピーカーが前面ベゼルに移動したことから、従来底面にあったマイク/スピーカー穴もなくなっています。Z1のハードな感じから、凄く柔らかい印象になりました。
本体を細かく見渡していると、ちょっと気になる点を見つけてしまいました。
左上部分なのですが、ベゼルとフレームの間に隙間がありますよね?
これは個体差、且つ仕様の範囲内な気はしますが、常に視界に入る部分だけに気になりだすと嫌ですねぇ・・・。
●ディスプレイ
Z3のディスプレイは濃くてしっかりと色が乗っています。iPhoneも割と濃い色ですから、どちらかというとZ1が薄かったんですが、急に濃くなった印象が合ってまだ違和感があります。視野角も広く、かなり斜めから見てもほとんど色合いは変わりません。この辺りはZ1はVA液晶だった為弱かったのですが、さすがIPS液晶です。
ただ、Z1が色温度低めだったのに対し、Z3は極端に色温度が高めに振られています。青が強い方が好きな方もいるでしょうが、私にとっては「青すぎ」といえますので、ホワイトバランスで調整してみました。今のところ「赤190、緑100、青0」で様子を見ていますが、青くも黄色くもなくなかなかバランスが取れた白を再現していると思います(強いて言えば少し赤みが掛かった白ですが、この辺りの調整はなかなか難しいですね)
もしZ3を手にされて、青っぽいのが気になる。という方は是非調整してみて下さい。
(注)こちらのスクショは数値の参考にどうぞ。実際の見え方はディスプレイによって異なるので見た目の判断材料にはなりません。
●回線スピード
まだ色々試していないので何とも言えませんが、auの「キャリアアグリゲーション」&「WiMAX2+」は非常に期待しています。
購入後、地下鉄の中でアプリのダウンロード等を試しましたが確かにこれまでより圧倒的な速さを感じました。今LTEなのかWiMAXなのか判別する方法がないのは気になりますが、WiMAX2+を利用しても通信料は変わらない。というのはいい時代になったものですね。au最大の武器でしょう。
ちなみに自宅の部屋の中でWiFiを切って速度を見てみると、下り38Mbpsでした。うん。十分な速さですね。ちなみにWiFiだと90Mbps近くまで出ます。
●基本機能
Xperia Z1から一つ飛ばしでZ3に変えましたので、結構基本機能も変わっています。早速便利だなぁ。と思ったのは、アンバサダー記事でも書いた下記あたり。
・スマート画面回転
手に持ってゆっくり横に向けると自動回転せず、さっと回転させると自動回転します。意図して横画面にしたいのか、単に寝っ転がって縦画面のまま見たいのかをZ3が判別してくれるという仕組み。
たまに意図しない反応になるので、本当に縦で固定したいアプリは回転制御系のアプリで補完しています。組み合わせるといい感じですね。
・スマート着信操作
電話が掛かってきた時「スワイプ」で応答しなくても、耳に電話を当てるだけで電話に出れちゃう。
・スマートバックライト
手で持っている間は画面消灯せず、机などに置くとデフォルト設定どおりの時間で消灯する。ゲームやサイト閲覧していてしばらく操作しない事がある時なんかはとても便利です。
・スリープ状態からディスプレイ2回タップで起動
電源を押す必要がないので超便利!特に置いた状態で操作したい時に、いちいち電源ボタン押すの面倒ですからね~。
他のメーカーの機種でも似た機能があったりしますが、こういう機能を標準で対応してくれるあたり本当にスマートです。iPhoneがあまりこういう気配りをしなくなったので、より心地よく感じますね。
●ベンチマーク
一応念のためAntutu回しておきました。左がZ3、右がZ1。
なぜかZ1のスコアがやたら良かったのであまり差がないように見えますがZ3も39000台とまずまずの数値。何度かやれば4万超えるでしょうね。
●まとめ
実際手に入れてみて感じるのは「軽い!」という事。画面の大きさも0.2インチ上がってるんですが、全体がコンパクトになっているので差引今までと同じような感覚です。でも、表示される情報を見るとやっぱり0.2インチ分しっかり大きくなってます。
メモリは3Gになったものの、CPUスペックはあまり上がっていないので中途半端な進化。という気もしますが、触っているとZ1とのヌルサク度の違いは明らかです。実に快適になっていると思います。
改めて感じるのは「新たな世代のモデル」というよりは「Zシリーズの完成形」といった印象です。Z4では大幅なスペックアップも期待されていますので、Z3はシリーズの中では派手さこそないものの完成度の高い名機。に位置づけられる気がします。
次は、注目の「カメラ&サウンド機能」をしっかり評価します。