ネイティブ4K HDR & ドルビーアトモスに対応した最強のゲームコンソール機XBOX ONE Xを購入してみました。
XBOX は これまで「初代」「360」は保有していたんですが「ONE」シリーズは1度も保有してきませんでした。
それには理由があるんですが、ちょっとややこしいので先に整理しますと、ご覧のようにPS4、XBOX ONEシリーズは下記世代に分けられます。
第1世代、第2世代ともにスペックではXBOXよりPSの方が上で、且つ遊びたいゲームもPSの方が多い。という事でXBOX ONEを買うタイミングがなかなかなかったんですが、XBOX ONEにだけネイティブ4Kに対応した第3世代機が登場したのです。PSに第3世代機が登場していない事もあり、ついにCPU、GPU、メモリなど基本スペックでXBOXが最強の座を奪取。現時点で最強のゲームコンソールとなったので俄然興味が湧いたのです。
ちょっと第3世代機の登場としては早すぎますが、CPU、GPU、メモリの全てを第1世代から強化しなかったONE Sでは到底PS4Proに勝てなかったため、世代のズレを解消して逆転させた「X」の登場は必然だったのかもしれません。PS4に第3世代機を作る様子はありませんから、今シリーズではXBOX陣営が最強スペックの座を保持したまま、次のシリーズ(PS5&XBOX TWO?)へ移行する事になると思います。
本体デザインはこれまでで最もシンプルと言っていいでしょう。サイズはコンパクトで、何よりXBOXシリーズの特徴であったドデカいAC電源もなくなり、面白みはないながら抜群の完成度となったと思います。
コントローラーは「X」になって変化はありません。いつもながらのデザインですが、コンシューマ機最高のコントローラデザインと評される事もあります。左スティックと右側のボタン群で操作する一般的なゲームではPSのデュアルショックのように親指の座標が左右でズレることなく持ちやすいレイアウトと言えます。
一通り設定して、4K&HDRが動作する事を確認します。設定画面で下記のようにどの条件をクリアしているか環境チェックが出来るのがありがたいですね。
今回はForza7で画質を確認してみます。
※ブログへ貼付する為画像圧縮していますが、実際は4K解像度です。
圧縮しているとはいえ精細感は伝わるのではないでしょうか。遠くまで透き通ったように解像感が高く、質感も高いです。第2世代まではこの遠景まで精細に表現するというのが出来なかったんですよね。
車の質感もGTSportsのフォトモードも凄かったですが、Forza7もトップクオリティだと思います。
またXBOX ONE シリーズは「PS4とPS4Proの関係」と同じで、ゲーム自体は専用プログラムではなく同じものを使います。ただXBOX ONEのゲームをXBOX ONE Xでプレイする時はより高い処理がされる事になります。特に、XBOX ONE X Enhancedと呼ばれた強化対応ゲームではネイティブ4K対応、HDR対応、60fps対応、あるいはそれ以外の強化が加えられることもあります。
例えば今回のForza7ですが、XBOX ONE Sでプレイするのと比べて、単に解像度が上がった。というだけでなく、ヘッドライト、路面やフロントガラスへの映り込みなど様々なグラフィック強化がされています。
そして毎度のことながら「HDR表現」はスクリーンショットでは全く伝える事が出来ません。
試しに直撮りと比較してみましょう。
こちらはスクリーンショットです。夕焼けの明るさ、照らされる建物、路面の反射などが美しいですね。
こちらはHDR対応OLEDテレビに映し出したものをスマホで撮影したものです。より立体感とウェット感が増しています。これでも実際肉眼で観た映像と比べればHDR感は損なわれていますが、SDRとHDRではこのくらいの差はあると感じて頂けると思います。
折角なのでもう1枚。
こちらはスクリーンショットです。ヘッドライトがグリーンの車の側面を照らしているのですが、スクリーンショットではあまり雰囲気が出ていません。
実際見えているものに近い直撮りです。グリーンの車がヘッドライトで照らされている事が分かり、雨の重たさも伝わってきます。
これはPS4ProのHDRでも同じですが、HDRにすると「眩しい場所が眩しく」表現されますし、更に液晶テレビではなく有機ELテレビにすることでモヤが掛かったような空気が澄み渡り、暗いところは徹底した漆黒で表現されるのでより現実感が増します。これからのゲームは4K&HDR&有機EL環境で体験される事を強くお薦めします。
※ちなみに上記直撮りはGalaxy S8+で撮影したもので少し青みが強く出ていますが実際はもう少しフラットな色味です。また暗めに見えますがこれは写真ではHDRを表現できない為で、このコントラストでありながら十分な明るさになります。テレビのHDR表現を写真では伝えられない事は有機ELテレビを購入した時の記事でもご説明しています。
そしてグラフィックだけではなく、本シリーズは「ドルビーアトモスサラウンド」に対応しているのもPS4に対するアドバンテージになっています。アトモスを堪能するには11個のスピーカーが必要なので環境のある家庭は多くないと思いますが、対応ゲームの臨場感は尋常ではありません。
Gears of war 4などが対応しているのですが、こちらの飛行機が上空後方から飛んでくるシーンでは本当に自分の真上を飛行機が過ぎ去っていくようなサラウンド感を体験できます。私がこれまで体験したアトモス対応映画作品よりもハッキリしていて迫力に思わず声が出ました。興奮して何度もセーブポイントに戻って同じ飛行機のシーンを繰り返したほどです(笑)
正直なところ4K&HDR&ドルビーアトモス環境を揃えるのは大変だと思いますが、バッチリ環境が整った時のゲームへの没入感、臨場感は溜まらないものがありますし、XBOX ONE Xのポテンシャルを最大限発揮してこその「現時点最強機」だと思います。
次なるXBOX TWO、PS5時代は出来れば8Kやドルビービジョンまで踏み込んで欲しいと思いますが、まずはこの環境で最大限楽しんでみたいと思います。
PS4Proをお楽しみの方も、私のようにXBOX ONE Xも是非体験してみてはいかがでしょうか?Forzaシリーズ、Gears of WARなどの独占タイトルも面白いですし、PUBGが遊べるのもXBOXだけです。「あなたはどっち派?」ではなく両方買うのです(笑)