Xbox One X は HDMI2.1の機能であるALLM(自動低遅延)とVRR(可変リフレッシュレート)に対応しています。これは、HDMI2.1接続が出来てALLMとVRR対応しているディスプレイでしかオンに出来ません。
我が家ではこれらに対応したテレビLGの65C9Pを導入しましたので早速試してみました。
まず我が家のAVアンプはHDMI2.1に対応していません(というか対応しているAVアンプってない?!)ので、普通にAVアンプ経由で繋ぐとHDMI2.0出力になりALLMやVRRは選択できません。
こんな感じで「自動低遅延モード(ALLM)」「可変リフレッシュレート(VRR)」が選択できなくなっています。
つまりHDMI2.1で接続するにはXbox One X とHDMI2.1対応テレビを直結させないといけない訳です。
こうする事で、VRRとALLMを動作させることが出来るようになります。ところがこれでは音声がテレビ本体出力となってしまい、我が家で構築している11スピーカーによるDolby Atmosサラウンドが堪能できません。
そこで、同じくHDMI2.1の機能としてテレビに実装されたeARCを使ってテレビからAVアンプに音声を逆流させます。
これにより、Xbox One Xが持つ最強の環境を全て稼働させることが出来るようになります。
・4K60p
・自動遅延モード(ALLM)
・可変リフレッシュレート(VRR)
・Dolby Atmos(eARC接続)
→圧縮コーデックのAtmosであれば通常ARCでもOK
4K60p
当然HDR(Xbox One XはHDR10&DolbyVisionまで対応しています)
インスタントゲームレスポンスをオンにする事により自動遅延モード(ALLM)も作動
そして可変リフレッシュレート(VRR)も作動
音声はeARC機能によりオブジェクトオーディオ(Dolby Atmos)をテレビからAVアンプに逆流
我が家のAVアンプはやや古いのでeARC対応は謳われてなかったんですがちゃんとDolby Atmos信号をキャッチしてくれました。という事は恐らくeARCとして受け取ったんじゃなくて、ドルビーアトモスのコーデックが「Dolby Digital Plus」なのかもですね。DD+に圧縮されてるコーデックだと通常のARCでも受け取れるみたいなので。
ちなみにXbox One Xでドルビーアトモスが選べるのはHDMI接続のみ。光デジタルだとDTSかドルビーデジタルしか選べませんでした。
これでついにXbox One Xの最高の環境を実現する事が出来ました!
(Xbox One Xは4K120hz対応ではないので4K60pまでで最強です)
やっぱりせっかく搭載している機能を最大限活かせないのは勿体ないですからね。
65インチ有機EL 4K60p、HDR、ALLM、VRR、DolbyAtmosで最高のゲーム体験を楽しみたいと思います!
PS5やXBOXSXのドルビーアトモスがDolby True HD(ロスレス)のみだった場合には我が家のAVアンプでは信号を通してくれないかもしれませんね。その時はAVアンプの買い替え検討しないと・・・。