最近は音楽を聴くと言えば、もっぱらPCの音楽ファイルですが、我が家では2つの方法で聴いています。
●方法1
PCから直接繋がっているKRIPTONの「KS-1HQM」で聴く方法。PCスピーカーとしては出色の出来と言われた名機ですね。我が家では2011年に導入以降3年以上PCスピーカーとして活躍しています。
96kHz/24bit対応のUSB DACを積んでいるのでハイレゾ音源再生も可能です。ちなみにプレイヤーソフトはfoobarではなくAIMP派です。
取りあえずPCを立ち上げて音を出す。と言えばこのスピーカー。艶やかで質の高い音を聴かせてくれます。ただ、小型スピーカーなのでどうしてもこじんまりした感じは否めません。
●方法2
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PC→PIONEER AVアンプ「SC-LX86」→ROTEL パワーアンプ「RB-1582MK2」→infinityスピーカー「IRS-OMEGA」
やたらルートが長くなりましたが、断然こっちの方が良い音です。音楽鑑賞なら間違いなくこちら。
USB DACとしてAVアンプの機能を使う訳ですが、侮るなかれ「SC-LX86」に搭載されるUSB DACは192kHz/32bit対応です。しかもこのアンプはDSDファイルの再生にも対応しています。とても発売が2012年とは思えませんね。
ご覧のとおり、設定で「192kHz/32bit」が選べます。
●対応フォーマットと設定
ご覧のとおり、KS-1HQMでは「Input」が192kHzであっても、96kHzでしかOutputできません。
一方、SC-LX86だと192kHzでちゃんと出力できます。
ちなみにオーディオAPIとして「WASAPI」を選択するのはもちろんなのですが、その中にも「標準」「Exclusive(Event)」「Exclusive(Push)」があります。
標準に比べて、Exclusiveは音のグレードが上がる印象です。粒立ちが良くなり、力強さも増しますね。なのでまず「Exclusive」を選択する事は確定です。
次に「Event」と「Push」ですが、ネットで調べると古い方がPush、新しい方がEventで、Eventの方がPCに対する負荷が下がっているようです。PC負荷が下がる方が音に対する悪影響が少ないので「Event」を選ぶべきとの意見もありますが、私が試した限りはなぜか「Push」の方が力強さがある音に感じましたので、ほぼ違いはありませんが敢えて「Push」を選んでいます。
KS-1HQMの方では「Push」だと音が出ませんでしたので「Event」にしています。
もちろん、フォーマットの対応が音質の全てではありません。というか、私の聴感上そこは5%にも満たない音の違いレベルです。大事なのはDAC、アンプ、スピーカーの基本性能の方ですね。こちらで見ても完全に大人と子供です。
●まとめ
我が家ではここ何年かはちゃんとした音楽鑑賞はメインスピーカーで、音が確認できれば良いレベルであればPC用のスピーカーで。という使い分けをしています。最近パワーアンプも導入したので益々その能力差が開いた格好です。今後USB DACプリアンプを導入すればまた面白くなりそうな気がします。早く欲しい!
ただ、ポータブルと違って、据え置きは上流から出口まで同じ環境で比較できないのがもどかしいですよね。ポータブルならDAPやらイヤホンやら音源を持ち込めば簡単にとっかえひっかえ出来るので購入判断にも安心感がありますが、据え置きの場合は借りて試すか、思い切って買ってみるか、しかないのが難しいところです。
追記)その後すぐにUSB DACプリ購入致しました(笑)