スマホでもゲーム機でも、新機種が出る度に話題になるのが「色温度」です。
日本人は色温度高め=寒色=青色に寄った方が好みなので、青が強い時には何も批判されませんが、黄色が強い時には「黄ばんでいる」「尿液晶(ディスプレイ)」と批判されることが多いです。
3DSで言えば、実は2年前に3DS LLが出た時にも、ノーマル3DSに対してLLは黄色すぎる!尿液晶だ!と非難を浴びました。
実際には、3DS LLは世界標準である6500Kに近い色温度であり、初代3DSが青すぎると検証されている方もいました。
http://miyalog.blog.so-net.ne.jp/2012-08-15_Nintendo3DSLL_Display
その旧3DS LLが左。New3DSが右。参考までにVitaで同じYahooサイトを開いてみました。
3DS両機種はほぼ同じ色温度に見えました。また、Vitaが赤っぽく見えますが、実際肉眼で見るとにはもう少しVitaは青みが強い印象です。(初代有機ELのVitaなので寒色に振られていますが、2世代目Vitaは液晶になって色温度も抑えめになりましたね)
確かに、旧3DSとNew3DSを比較すると、ハッキリわかるレベルでNew 3DSは黄色く、逆に旧3DSは青く見えます。色温度で言えばNew 3DSの方が標準的。と言えますし、他のゲーム機も全体的に色温度は低めで統一されてきている気がします。
こちらは旧3DSとNew 3DS。明るさの加減もあるのでやや分かりづらいですね。
GameWatchに掲載されていた画像です。右下の旧3DSだけが色味が違う感じがしますね。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20141012_671012.html
さて、では実際にプレイしてみてそんなに気になるか?というと前の記事で掲載したように「全く」気になるものではありません。下記はあえて背景の色を変えていたので分かりづらいですが、逆に言えば日頃から白いところばかり見て比較しているような方でもない限り、片方の機種だけ手渡されて「あれ、黄色い?」と感じる事はないだろう。という事でもあります。
まぁ、私は個人的に色温度は低め(というか標準通り)が好きなので、旧来からの妙に青く振られたディスプレイは好きではありません。いや、低い色温度が好みになったというべきでしょうか。私も昔は同じ白でも寒色が好みでしたが、ここ数年は少し感覚が補正されてきました(笑)
皆さんも、昔のものより色温度が低い。と違和感を感じる事があるかもしれませんが「昔の方が異常だった」と理解して、一度馴染んでみてもらえればと思います。馴染めば逆に昔の期待を「青すぎて気持ち悪い」と感じるようになるかもしれません(笑)
ところで、今度購入する予定のスマホ「Xperia Z3」は、この流れに逆行してまた寒色に振られている印象です。個人的にはあまり好きではないんですが、寒色好きな方々から見ると「綺麗」に見えるのかもしれませんね。