私のスマホGalaxy Z Fold3のメインカメラは1200万画素、一方娘のスマホRedmi Note 10Proは1億画素と10倍近い画素数の違いが写真にどう反映されるか検証してみる事にしました。昼間の広角カメラのみでの比較です。
風車
Galaxy Z Fold3
HDRが良く効いていて神々しさすら感じますね。空の青、風車の木の色、草の緑も鮮やかです。
Redmi Note 10 Pro
Foldと比べると色がくすんでおり曇天の下といった感じ。草の緑もやや弱め。
撮影された写真だけを見るとFold3は鮮やかで美しいですね。では部分拡大をしてみましょう。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
圧倒的な解像感の差です。Redmi Note 10 Proは窓のフレームがクッキリしており、窓自体の透明感も維持できています。手前の支柱もシャープですね。
もう少し上の屋根部分を見てみましょう。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
こちらもRedmi Note 10 Proは見事です。ノイズも抑えられ質感も高いですね。Galaxy Z Fold3は明るくする為かもしれませんがノイズが盛大です。
花畑
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
これはどちらも色鮮やかですね。ややGalaxy Z Fold3の方がコントラスト良く鮮やかです。ここは解像感もほとんど違わず拡大しても大きな違いは感じられませんでした。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
少し遠景の花畑です。少しGalaxy Z Fold3の方が空も花も鮮やかですがそれほどの差はないんじゃないでしょうか。
木を拡大してみましょう。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
かなりズームしましたのでどちらも破綻してしまってますがGalaxy Z Fold3は完全にボヤけてしまってますね。
秋葉原
次は都心部で見てみたいと思います。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
これもRedmi Note 10 Proは頑張ってますね。色味、全体のバランスもGalaxy Z Fold3とほぼ同等と言っていいでしょう。
遠くのビル屋上付近を拡大してみます。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
いやーこれぞ1億画素ですね。鉄骨、窓など精細感が全く違います。引きでもバランスが良い写真が撮れていて部分拡大でもこれだけの精細感があるRedmi Note 10 Pro凄いです。
では次の場所です。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
これもどちらもいい感じで撮れています。空や右のビルを見るとGalaxy Z Fold3はやや青が深く、Redmi Note 10 Proは少し黄色掛かっている感じもしますね。手前のビルや看板はRedmi Note 10 Proの方がむしろ明るく撮れています。
遠くの文字を拡大してみましょう。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
これもさすがの1億画素。駿河屋の下の英語すら何となく輪郭が残っています。右下の「8F」も読めますね。Galaxy Z Fold3は小さい文字は全て潰れてしまっています。
上野公園
次は上野公園です。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
これもどちらも鮮やかです。引きだとGalaxy Z Fold3の圧勝かと思っていましたがそうでもないですね。Redmi Note 10 Pro優秀だと思います。
拡大してみましょう。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
先ほどまでと同様Redmi Note 10 Proの精細さは圧倒的ですね。これだけ引きの絵なのに拡大しても近距離から撮影したかのように見えるのは凄いと思います。単に解像度が高いだけではなく色味、コントラスト、質感などもしっかりしたクオリティで描けていると思います。
次は池を近距離で撮影してみました。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
亀を拡大してみましょう。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
Redmi Note 10 Proは単に精細なだけでなく、亀の甲羅や頭のみずみずしさ、鉄プレートやボルトのリアリティがしっかり残っています。
その他
他にも幾つか撮影しましたのでまとめてみます。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
神社の本殿ですが、これはGalaxy Z Fold3は色鮮やかですね。Redmi Note 10 Proは光の加減によってやや暗めになったりくすんでしまう事があるようです。Galaxy Z Fold3は安定感が凄いです。
屋根の卍マークを拡大
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
質感、精細さは当然Redmi Note 10 Proですが、明るさを出している割にGalaxy Z Fold3も踏ん張っているんじゃないでしょうか。
次は屋内のラーメンです。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
色乗りがGalaxy Z Fold3の方が良いのでスープがおいしそうですね。この辺りはGalaxy Z Fold3見事です。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
ついに解像感でGalaxy Z Fold3が勝つケースが出てきました。ここまで近い距離だと1億画素もあまり活かせず、逆にGalaxy Z Fold3の方が高精細でみずみずしさが出ています。興味深い結果ですよね。
最後は自動販売機。影になっているやや暗めな場所です。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
Galaxy Z Fold3の方が若干コントラストが高いイメージですがどちらも十分撮れていると思います。
部分拡大してみましょう。
Galaxy Z Fold3
Redmi Note 10 Pro
これもわずかにGalaxy Z Fold3の方がクッキリ精細だと思いませんか?やはり距離が近いところの精細さはGalaxy Z Fold3の方が上のようです。
まとめ
今回は昼の外を中心に比較的明るい場所で撮影比較してみました。
基本的なクオリティ
常に安定して明るく、鮮やかなのはGalaxy Z Fold3でしたが、Redmi Note 10 Proも多くのシーンで遜色のない写真が撮影できていました。3万円弱で買ったスマホとは思えないクオリティです。
遠景の拡大表示
1億画素は伊達じゃないですね。拡大しても破綻せず精緻に描けているのはRedmi Note 10 Proでした。それも単に解像感が高いだけではなく、色味、コントラスト、質感なども高いクオリティで維持できているのはさすがです。
近景の拡大表示
今回ご紹介した箇所以外も色々拡大してみてみましたが、近景の場合はほとんど同等、あるいはGalaxy Z Fold3の方がむしろ精細なケースがありました。1200万画素でしっかり描ける距離までは高い質感で描き切れているという事です。むしろRedmi Note 10 Proは遠景で出せていた解像感が近くで出せていないケースがあったのは興味深かったです。
結論として、想像していた以上にRedmi Note 10 Proは万能な写真を撮れる事が分かり感心しました。ただスマホ上のディスプレイで見る限りはGalaxy Z Fold3は本当に鮮やかだなと思いました。
SNSに投稿、友達に送る、スマホ上で閲覧、などいわゆるスマホのみでの利用を考えればGalaxy Z Fold3の方が優秀だと思いました。また画素数については1200万画素に抑える事で光量の確保が出来ているとも言えます。今どき撮影した写真は99%スマホでの閲覧になると思いますからこれは賢明な判断だと思います。
一方、Redmi Note 10 Proの1億画素は正直「拡大する」時にしか役に立たないので、そのような用途がない限り1億画素モードを使う必要はないのでは?と感じます。何せ1枚20MB以上になりますからね。でもRedmi Note 10 Proもスマホで見る場合でも十分綺麗な写真を撮れますし、1億画素も伊達じゃなくしっかり価値を発揮できている良いカメラだと思います。今回は人物の写真を紹介できませんでしたが自然な色合いで健康的な肌感で撮影出来ているのはむしろRedmi Note 10 Proの方だったかもしれません。
今回は昼間だけでしたが、夜間などで比べると違った結果になるかもしれませんのでまた試してみたいと思います。