公開初日から娘がシンエヴァを観に行ってきたので、私もウズウズしてたんですが公開から約2週間でようやく観てきました。
初めての4DX版
公開から2週間経って、ファンの皆さんはもう多くの方が観てしまっている状態。どうせ今から観るなら思い切って4DX版で観てみたいな!と思いました。
と言っても、正直私、4DXで映画を観た事がないのでネット情報にある「風やら、水やら、振動やらいろんな動きがあってアトラクションのように楽しめる!」というイメージだけを持ってました。
今回のシンエヴァにおいては「初見は通常で観て話を掴んで、4DXは2回目以降にした方がいい」なんて声もあったようですが、私は欲張り且つ面倒くさがりなので「一発目から最強のエンタメで楽しみたい!」と考えた次第。
と言っても、まだまだシンエヴァは公開から日が浅いので良い席を取ろうと思ったら予約開始すぐに押さえにいかないといけません。土曜日に観に行く予定なので木曜の夜0時を回ったらすぐにネット予約です。
まぁ、想定してはいましたが急激にサイトが重くなり繋がらないタイミングもありましたが、何とか0時10分くらいにそこそこの席を押さえる事が出来ました。
いざ鑑賞へ!
今回予約したのは池袋のグランドシネマサンシャイン。ここで映画を観るのは「天気の子」以来です。
無事チケットも発券して準備万端。4DXって大人1枚3,000円もするのかー。いやそれこそアトラクションだと思えば決して高くない・・・はず・・・。
グランドシネマサンシャインってフロアの作りもキレイでオシャレですよね。シアターっていう感じがしてとても好きです。4DXスクリーンにはコインロッカーもあり荷物類を預ける事が出来ます。座席が動いたり水が掛かったりするので鑑賞に不要なものは預けちゃう方がいいですね。
また、シンエヴァはとにかく上映時間が長い。という話だったので水分もあまりとらず事前にトイレを済ませておきました。
入り口に4DXについての説明がありました。4席で1組になっていて動くんですね。デモ映像で観ると4席の両端が一番激しく動くようなので動きを楽しみたい方は狙うと良さげです。
これが4DXの座席です。足を乗せるフットスタンドみたいなのがあります。
そして手元のドリンクホルダーには「WATER」ON/OFFの切り替えスイッチが。いやいや、水が嫌な人は4DXこないでしょ。って思いましたが、まぁ揺れや風だけ楽しみたいという人もいるのかもしれませんね。私はもちろんONです。
何となくスイッチの周りが水で濡れたような跡があるように見えますが違うでしょうか。こういう痕跡もちょっとワクワクさせてくれますよね。
今回の座席はこの位置。ちょっと予約の時のレイアウト図と実際のスクリーン中央とがズレていて、想定より右に寄ってしまいました。残念!
4DX効果はどんな感じだったか?
本記事ではあまりネタバレしないようにご紹介したいと思うんですが、シンエヴァの予告映像や序破Q含めたエヴァ過去作品を観ていればおよそ想像付くようなシーンで紹介したいと思います。
まず、私はAmazonPrimeで無料公開されていた冒頭12分を観てから行ったんですが、これホント観ておいて良かったと思いました。
いきなり結構激しい戦闘シーンから始まるんですが、これが4DXで動きまくり。エヴァが戦えば椅子がグイングイン動き、ダダダダダと振動し、シュパーっと風が噴射され・・・と何を言っているか全く伝わらないかもしれませんが、要するに初4DXとしては「おお!」「わー!」と動きにいちいち気を取られてセリフを聞き逃しそうになるわけです。
自分は冒頭12分のストーリーが分かっていたので、4DXの動きで2回目を観るという雰囲気で何とかついていけました。「4DXは2回目以降がいい」と言った人の意味が分かりました。なるほど、これは動きに気を取られすぎる(笑)
でもおかげで冒頭12分で4DXの何たるかは掴みましたので、そこから先はしっかり内容も楽しめました。それどころか、自分自身があたかもエヴァやヴンダーに乗っているような気分になれるのが最高に面白い。
多分動きのない映像だけを観ていると、視聴している自分が遠くからエヴァやヴンダーを眺めている気分だったと思うんです。でも、ヴンダーが動きだすときには椅子も振動し、あたかも加速を感じるような角度になり、攻撃を受けるとドドドドと揺さぶられる。まさに自分がヴンダーの中に乗っていて艦長や搭乗員のそばにいるような感覚を受ける訳です。
そりゃ作品との距離感が縮まる訳ですよ。
マリがエヴァで戦う時は大体荒っぽいので、観ているこちらも振り回されてGを感じます。「マリさん、もっと優しくエヴァを操縦して!」って言いたくなります。もちろん実際にエヴァに乗ったらそれどころじゃないGや衝撃なんでしょうけど、ソフトながらその雰囲気を少し味わえていると思うと戦闘の臨場感も益々感じますね。
後ろから攻撃された時なんて、椅子の中からドンっと突かれるのでビクっとしちゃいます。慣れるとマッサージ器のようで「もっと肩甲骨の当たりを強く」とか邪な事を考える余裕も出てきました(笑)
また4DXの効果は激しい戦闘シーンだけじゃないです。雨が降れば自分も濡れますし、風が吹けばフワっと風を感じる事が出来ます。
これはちょっとネタバレチックになるかもしれませんが、アスカが濡れた身体を拭いている時に水が飛んでくるシーンなんかホントに生々しさを感じますよね。「あ、水掛かったよ」って言いたくなりました。
鑑賞が終わって余韻冷めやらぬ時にロビーのポスターを改めて観てみたら、さっきのスクリーン前で観たものと違う事に気づきました。人数がめっちゃ増えてる。これ第2弾として作られたポスターみたいですね。作品を観た後に見ると何か感慨深いものを感じます。
4DXの良いところ
4DXは「没入感を高める」というよりは「臨場感を高める」効果が強いと感じました。
物語に本当に意識を集中させるなら振動は邪魔になる事もあるかもしれません。特に激しく揺れると頭も揺さぶられてスクリーンの細かな描写をつい見逃してしまう事も。
でも臨場感や、そのシーンの演出を最大限楽しむ。という点ではこれは最高の効果です。思わず家にもこのシート欲しいなって思っちゃいましたもん。多分Blu-rayとかが発売されて家で観た時に「映像と一緒に振動がこないのは物足りないなぁ」って感じちゃうと思うんです。
そういう意味ではエンターテイメントとしては4DXは最高。でも、物語や描写のディテールに集中したい時には4DXじゃない方が集中できるのかもしれません。
冒頭で「初見は普通に。2回目以降は4DXで」という評判について記載しましたが、最初に4DXを観た自分としてはコッチもありなんじゃない?と思いました。
何も知らない状態でいきなりドドンっと臨場感ある体験をしてどっぷりエヴァの世界を体感して、2回目で冷静に細かい部分に目を向けるという順番だっていい気がするのです。
ただ確かに毎回4DXではなくて、複数回観るのであれば4DX視聴と通常視聴にしてもいいかなという感覚は受けました。もし2回目を観る機会があれば次はIMAXとかがいいかもしれません。でも4DX未体験の方には是非体験してみて欲しいです。エヴァやヴンダーに乗った感覚を味わえるなんてこんな贅沢な体験はないですよ♪