以前はPCから4Kテレビへ4K60p出力利用していたのですが、LGのOLEDテレビ55B6Pを購入してからPCの接続は止めてしまっていました。
というのも、以前私が使っていたテレビはVIERA TH-55AX900というモデルで、ディスプレイポート1.2端子を搭載していました。そこでHDMIよりもディスプレイポートの方が4K60p出力できるグラフィックボードが安価だった為、ディスプレイポートのみ4K60p出力できるグラボでテレビに繋いでいたんですよね。
今のグラボはHDMIの場合4K30pまでは対応していますが、折角PC側もテレビ側も4K60pに対応しているのにHDMIで接続するのはイマイチだなぁ。と感じて放置していたんですよ。しかも今のグラボは「ディスプレイポート」ではなく「ミニディスプレイポート」更に面倒でしたし。
でも、ようやくテレビ周りの環境も落ち着いてきたのでここらで久々にPC接続もしておこうかな。と思い立った次第。
変換アダプタを発見
さて、テレビ側の55B6Pはディスプレイポート非搭載なのでPCのミニディスプレイポートからテレビのHDMIへ接続を行う必要があります。
そこでミニディスプレイポート1.2規格からHDMI2.0規格(4K60p対応)への変換アダプタを探しました。安いのでいいかな。と思っていたらこれが意外にない。そもそも2Kまでしか対応していなかったり、4Kに対応していても30Hzまでだったり、と規格にあったアダプタ自体が希少なのです!
何とか見つけたのがこちら。正直、数百円で見つかると高を括っていましたが結局3,000円近く掛かりました。なんということ。
到着したのがこちら。ビニール袋にそのまま入っているという簡易包装ですが、まぁ精密な部分もないので十分です。
接続テスト
まずは試す為にグラボのHDMI端子に接続してみました。案の定30ヘルツまでしか選択できません。
グラボのステータス状況を見ても4Kにはなっていますがリフレッシュレートは30Hzです。
試しにYoutubeで4K60p動画を再生してみたところカクついてしまって滑らかに再生されませんでした。
次に、購入したアダプタ経由でミニディスプレイポートからHDMIに変換して接続してみます。グラボのプロパティに60ヘルツまで現れます!やった!
グラボステータスでも4Kのままリフレッシュレートも60Hzに変わりました。いや良かった。
視聴チェック
先ほど確認したYoutube動画をチェックすると、さっきとは比べ物にならないくらい滑らかになりました。ところどころでたまに引っかかりを感じるのはもうPC側のスペックの問題でしょう。普通に鑑賞するには許容できるクオリティです。
音楽プレイヤーのTuneBrowserやWebサイトなどをチェックしてみます。やや画質がイマイチでしたのでまずグラボ側の設定で調整。その後テレビ側の画質も調整してみました。
PCを接続してみて感じるのは、やっぱりこのテレビは白の領域が大きくなるとかなり輝度を落としてくるという事です。
例えば、画面の右側に黒が多い状況を作ってみます。
次にそれを白に変えます。そうすると全くいじっていない左側の画面が少し暗くなるのです。
この写真では撮影時の明るさ調整が入ってしまっているので分かりづらいですが、実際に見てみると右半分を変えた瞬間にスッと全体が暗くなります。
こんな事は以前の4K VIERAでは起こらなかった事なので違和感がありますね。また、明るさを確保しようとテレビの明るさ設定をいじるとどんどん黒浮きしていきます。LGのOLEDは明るさはどんなに上げても数値55までだと思います。それ以上上げると黒が黒じゃなくなります。出来れば50以下で運用したいですね。
と、色々調整をしてみるものの、ほぼ画面一杯が白の時は明らかに「暗いなぁ」と感じます。もちろん見てられないレベルではありませんが、以前の4K VIERAでは瞼が痛くなるくらい明るかったのでPC接続するとその差は大きいですね。ちょっと残念。
もちろんOLEDの魅力は写真や動画を観た時の深みなので、そのような楽しみ方であればPC接続も十二分にメリットがありますが、いわゆるテキスト、Webなどの静的コンテンツを楽しむには向いていない事が分かりました。
それにしても久々にメインテレビに映しだすPC画面は圧巻です。TuneBrowserを全画面表示にして視聴位置の真正面にステータス表示させるのはとても気持ちいですね。
両サイドのスピーカーの中心に正面を向いて座って再生ステータスを見ながら音楽を楽しむ。これもまた面白い音楽鑑賞スタイルだと感じました。
それにしてもPC接続でもこの黒の深さは凄すぎます。OLEDの使い方を間違ってますね(笑)ここまで画面が暗いと一部白があっても十分映える眩しい白になります。
という事で、久々にPCから見る動画サイトコンテンツやプライベート撮影動画、写真などを満喫してみたいと思います。