Galaxy Z Fold7の魅力と言えば何と言っても重さ215g & 折りたたんだ厚み8.9mmという軽さ、薄さにあります。この魅力を最大限享受するために「裸運用する」という方も少なくありません。
しかしながら傷を気にする方はケースを付けたいですよね。また裸運用だとすこぶる開きにくいのでケースを付けた方がメインディスプレイを開きやすかったりするという弱点もあります。そこでケースは付けるけれど、とにかく最薄で最軽量のケースを選びたい。という事で探してみました。
裸+ガラスフィルム
買ったばかりの裸Galaxy Z Fold7は公称通り215gでした。

ここにガラスフィルムを装着します。最初は安い数百円のフィルムを一旦貼ったのですが、そのあと貼り替えたのがこちら。

最近流行りの装着ガイド付きのフィルムです。これ初めて試してみましたが本当に上下左右の余白もピッタリになり気泡なく貼れますね。今後フィルムを買う時はガイド付きのものにしようと思います。

そしてガラスフィルムを貼った重量が226g。一気に11gも重くなりました。ガラスフィルムって意外と重いんですね。でもこれは仕方ないとしましょう。

そしてこの状態で厚みを見てみると10mm弱くらいになっていました。本体8.9mm+ガラスフィルム0.33mmのはずですから9.23mmが正確ですが、測定しているこのノギス自体の精度が甘いので大体こんなもんでしょう。0.5mmくらい大きく出ていると見ていいかもしれません。

さて、ガラスフィルムを貼ったGalaxy Z Fold7 重さ226g、薄さ9.5mm(ざっくり)から「どれだけ数値を増やさずケースを装着できるか」が重要です。
最初に買ったケース
Galaxy Z Fold7購入時に一緒に買ったケースがJEMIのこちら。この時点では最薄、最軽量へのこだわりというより、裸は怖いので一旦発売時点でケースが欲しいと購入したものになります。

急いでいたので適当に探したのですがそれでも謳い文句といしては「薄さ」「軽さ」を強調していたケースです。


実際に届いたのがこちら。あれ、思ってたより分厚いな・・・というのが正直な感想。

カバー側が6g、背面側が22g。


2つ合わせて28g。まぁ重くもなくというところでしょうか。

装着してみました。(本記事の写真の何点かは再装着して直近撮影したものです)

やっぱり結構出っ張りますね。これだけ出っ張るとフレームからスワイプ操作するような動きで段差分「指」が飛ぶので支障が出ます。

電源や音量ボタンも結構段差が出来るので決して押しやすくはありません。

そして少し厄介なのはType-C端子部分の周りが段差になるので大きなTypeCケーブルは刺さりきらないという冗談のような不具合も発生します。

実際にやや大きなケーブルだと御覧のように少し開き気味にしないと入りません。薄すぎるが故の弊害ですね。

開いた状態だとこちら

やはり本体からそれなりの厚みが出ますね。ケースのフレームが本体のベゼルと同じくらいの厚みです。

ただ全体の見た目は悪くありません。とてもシンプルでスッキリしているのが個人的には好感触です。手触りも悪くありません。

さてでは肝心の「重さ」と「厚み」を見てみましょう。
重さは254g。本体215g+ガラスフィルム11g+本ケース28g=254gというわけです。一気にズシっときましたね。

厚みは12.5mmまで増えました。ノギスの精度分を差し引いても本体の厚み+3mm程という事ですね。単純計算でカバー側、背面側それぞれ1.5mmくらいの厚みがあると思います。

ということで、このケースは決して悪くはないものの「最薄」「最軽量」と呼ぶにはやや物足りないという結果でした。
公式ケースが軽い?!
参考として公式ストアを見るとCarbon Shield Caseが14gという軽さでした。しかも厚みは0.8mm。こちらは「背面のみ」のケースで「カバーディスプレイ側」には用意されていません。今回のFoldではこうした「背面側だけのケース」も結構出ているようです。

最初に購入したケースは背面側だけで22g、厚みも片側で1.5mm程度でしたから、やはり公式は薄くて軽い!でも個人的には「カバーディスプレイ側」もやっぱりケースが欲しいんですよね。カバーディスプレイ側の角をぶつけた時に傷が気になりますし、見た目的にも背面だけケースがあるのは段差も出来てなんか不格好だと思うわけです。
そこでこの公式ケースを「薄型軽量ケースの基準」としてこれを上回る軽さのケースを探すことにしました。やはり「軽さ」と言えばアラミドケースが有利なようです。材質的に軽く仕上げやすいんでしょうね。
メジャーどころではPITAKAのアラミドケースも同じく背面のみのケースですが、これは21~23gほどで私が購入したケースと同じくらい。ただしmagsafe対応というのが良いですね。その分の重さと言えると思います。

memumiにも似たようなアラミドケースがあり、こちらは「カバーディスプレイ側」も付いていて25gのようでした。こちらもmagsafe対応なのでそう考えれば優秀。

こう見ると公式ケースの14gってめちゃ凄いですよね。軽い。
背面側 | カバー側 | 合計 | 薄さ | magsafe対応 | |
購入したJMEIケース | 22g+6g | 6g | 28g | 1.5mm | × |
公式Carbon Shield Case | 14g | なし | 14g | 0.8mm | × |
PITAKA アラミドケース | 22g程度 | なし | 22g程度 | 0.8mm | ○ |
memumi アラミドケース | 25g(カバーと合わせて) | - | 25g | 1mm程 | ○ |
私が最初に購入したケースはアラミドケースではありませんでしたがそこそこ軽量な部類だったと思います。公式はこの4つの中で最も軽い。magsafe対応で背面のみならPITAKA、カバー側も欲しいならmemumiという感じですね。
私はmagsafeよりも薄さ、軽さを追い求めたいので公式よりも更に軽くて薄いケースを探すことにしました。
ほぼ最薄&最軽量と思われるケースを見つけた
もちろん本当にナンバー1かどうかは分かりませんが、色々探して「これだ!」と思ったものを見つける事が出来ました。
それがこちらのMadoatsのケースです。カバーディスプレイ側も付いて何と重さ12gと記載されています。更に薄さも0.65mm。ほんとかよ?!と最初は正直半信半疑。どうせ中華系のケースで実測より盛って書いてあるんだろうとやや疑って掛かりつつも買ってみることにしました。

そして到着したのがこちら。持った瞬間、かる!!!と衝撃を受けました。

測ってみたところ何とカバー側がたったの2g。背面側も9gしかありません。


2つ合わせて11g。軽い!!公式ストアのCarbon Shield Caseが背面だけで14gで軽い!と思っていたのに、こちらはカバー側込みで11gです。嘘だと思っていた公称の12gよりも更に軽い笑

装着してみました。アラミド材質でしっかり安心感のある装着具合

側面もめちゃくちゃ薄いので音量や電源ボタン操作も引っかからない。

Type-C端子側もほとんど出っ張りがないので、大体のケーブルが問題なく刺さります。

本体のベゼルよりも薄いフレームになっていますね。

さて、厚みと重さです。
まず重さは236gでした。本体215g+ガラスフィルム11g+ケース11g=237gとなりますが、合計で1g内の誤差があるようです。でもこれならiPhone 16 Pro MAX(227g)にガラスフィルムを付けた裸状態と同じ重さくらいです。いや、ケース付きでこれは軽いでしょう。

そして厚みは11mmでした。ノギス精度が0.3mmほど大きく出ていると考えれば本体+1.5mm程度。カバー、背面それぞれ0.7mmずつというところですね。

実際ケースだけで見てみると最薄部はほんとに1mmもありません。公称0.65mmというのは正確な数値なんじゃないかと思います。

今回Galaxy Z Fold7の色はブルーシャドウを選択したのですがヒンジ側なんかを見るとブラックのアラミドケースにブルーのヒンジラインが入っている感じがして結構クールです。本体もブラックの方が当然馴染むと思いますがこれはこれでオシャレ。

ただメインディスプレイ側から見るとすこーしブルーのラインが隙間から見えたりしてこれは正直イマイチです。特にカバーディスプレイ側のケースは単なる四角いフレームをはめているだけなのでどうしてもこのような浮きが生じます。ここに関しては本体がブラックの方が馴染んで目立たないだろうなと思いました。

まとめ
という事で、私が購入したケースが本当に「最薄」「最軽量」かは分かりません・・・が、十分トップクラスのケースであることは間違いないでしょう。2つしか購入していませんがいきなり当たりが出たという感じです。
背面側の重さ | カバー側の重さ | 厚み | magsafe対応 | |
JMEI | 22g | 6g | 1.5mm程度 | × |
PITAKA | 22g | なし | 0.8mm | ○ |
memumi | 25g(カバー込み) | - | 1mm程度 | ○ |
公式Carbon Shield Case | 14g | なし | 0.8mm | × |
Madoats | 9g | 2g | 0.65mm | × |
JMEIケースの時はGalaxy Z Fold7もケースを付けたらやっぱりそれなりにゴツくなるし重さも出てくるな。と感じていましたが、Madoatsケースによって「これこれ!これぞGalaxy Z Fold7の薄さ、軽さよ!」と実感できるようになりました。
ケースを付けてこの厚みです。裸状態と遜色ない収まりの良さ。

これ以上軽くて薄いケースがあればまたチャレンジしてみたいですが、一旦十分満足のいくケースが見つかりましたので当面こちらを使っていきたいと思います。逆にmagsafe対応が欲しいという事であればPITAKAやmemumiも良い選択肢になるんじゃないかと思います。
私の場合は薄さと軽さに拘りたかった訳ですが、そうでなければスタンドが付いたり、ヒンジ部もカバーされたり、もっとタフで衝撃に強いもの、またクリアで本体カラーを映えさせたりと色んなケースが出ていますので拘りに合わせて選ぶのが良いと思います。
※Amazonでは2種類の価格が販売されていますが私が購入したのはマット600Dの7,580円の方です。





