Xbox SX と PS5が揃い色々と比較してしているところです。
別の記事ではUHD BD再生について比較しました。どちらもしっかり4K24コマ出力でき、HDR10、ドルビーアトモス/DTS:Xも問題ありません。回転動作音にそれぞれ特徴がありましたが、ほとんどのUHD BDでどちらの機種でも大差なく楽しめる事が分かりました。
そこで、ゲームは一旦置いて動画コンテンツ関連をどちらメインで楽しむのが良いか考えてみました。
Xbox Series Xの場合
本体起動時間はXbox SXが圧倒的に速いです。でもホーム画面がごちゃごちゃしていてスッキリしてない印象
例えば動画、メディア系だけグルーピングしておくことはできますが、いかにもマイクロソフトっぽいタイルを敷き詰めたデザインには雑多感を感じます。
またXbox SXのホーム画面、メニュー画面は全てSDR描画であくまでシステム画面といった感じ。
ご覧のようにテレビ側で受け取っている信号が「HDR」ではありません。
そして驚いたことにYoutubeアプリでさえも「HDR」非対応でした。ご覧の通りYoutubeのHDR動画を再生しても「SDR」と表示されています。
PlayStation 5 の場合
一方、PS5はとてもリッチなホームメニューになっています。画面はシンプルで大きなアイコンを並べるのではなくコンパクトにまとめている感じが4K時代を感じさせます(もちろん個人的な意見です)
メディアは上部で切り替える事ができ、シンプルにメディア系アプリが並びます。一切ゲーム関連の情報は排除して必要なものだけが画面に出ているのが良いです。
そしてPS5はメニュー画面も全てHDR化されています。これも画面に引き込まれる要素の一つ。
ご覧のようにホーム画面で既に「HDR映像モード」になっています。
もちろんYoutubeアプリも「HDR」対応です。とてもきれいな4KHDR動画を鑑賞できます。
ざっとUHD BD再生も含めて見てきて、メディア系については「PS5」方がしっかり作られているなと感じました。そこで、PS5用のメディアリモコンを購入してみました。
このリモコンがまたとても良く出来ています。
下部のPSボタンはDualSenseのPSボタンと同じで電源を入れたり、ホーム画面を出したりします。だからDualSenseなしでこのリモコンだけでPS5の電源を入れられます。そして、メディアリモコンから電源を入れるとホーム画面も最初から「メディア」タブが開くんです。さすが分かってる。
もちろんYoutubeやNetflixのボタンを押すとそのアプリがダイレクトに開きます。そして接続されている機器とシンクしていますので音量操作をするとAVアンプの音量を操作可能です。ですからUHD BDなんかを楽しむのにこのリモコンだけあれば、メニューやチャプター操作から音量操作まで全部出来ちゃうって事です。
もちろん十字キーや決定ボタンはDualSenseで操作しているのと同じですからゲームは無理にしても普通のホーム画面、設定などは全部これ1台でOK。そして何よりちっちゃくて軽い。それだけでもう存在意義があります。
正直、このリモコンで電源を入れてYoutubeやUHD BDを楽しんでいるとPS5じゃなくて専用マルチメディアプレイヤーを操作している感覚になります。Xbox SXはあくまでゲーム機のメニューでしかありませんが、PS5はこの辺りも洗練されてる印象を持ちました。
UHD BDやYoutubeを楽しむならPS5&メディアリモコンの組み合わせがとてもオススメです。