ロジクールのワイヤレスマウス「MX ANYWHERE 2S」を購入したので簡単にレビューしたいと思います。
買い替えの理由
これまでエレコムのEX-Gというマウスを使っていました。
このマウスは大きさ、形ともにとてもバランスが良く握り心地抜群のマウスでした。センサーもBlueLEDですので光学式やIR LEDと比べても高い精度で検知してくれます。それでも僅かに精度が落ちることがあり、たまにカーソルがブルブル震えたり思うように動いてくれないことがあったんですよね。
こうなると買い替えるとすれば「レーザー式」しかない訳です。
購入条件
どうせ買い替えるなら今考えられる条件を全部クリアするものにしよう。という事で上げたのが下記です。
・レーザーセンサー
・ワイヤレス
・USBで充電できる(×乾電池式)
・5つボタン以上
・スムーズなスクロール(カリカリしない、高速スクロール可能)
・dpi値はそこそこ高く(2000dpi以上)
調べてみたら、意外と全部満たすものがないのです。まずもって「レーザー」「ワイヤレス」「USB充電」この3つを満たすものがほとんどない。
実質的にロジクールのMX MASTER 2Sと今回購入したMX ANYWHERE 2Sの2択になりました。
でも、この2製品はレーザーはレーザーでも本機はDarkfield高精度トラッキングという技術で、透明なガラスの上ですら正しくマウスが反応するというくらいの高精度。普通のテーブルなら誤動作なく完璧に動かしたとおり追随しますので、精度という意味では本当にトップクラスの性能を持っています。この時点でほぼ他に選択肢はないと判断しました。
さてではどちらを選ぶか。ですが、デスクトップ用途と考えると本来はMX MASTER 2Sの方がマッチしています。フラグシップですしMASTERに飛びついてもよかったんですが、実際に店頭で触ってみて感想が変わりました。
MX MASTER 2Sは持ち心地こそ悪くありませんでしたが、サイドに横スクロールホイール(サムホイール)が付いた事で「戻る」「進む」ボタンが脇に追いやられめちゃくちゃ押しづらくなってました。またサムホイールがあるので中央のメインホイールは左右方向へのチルトが片側だけ?になっているようです。割り当てられるボタン数は多いもののサムホイールを上手く使う事が前提の作りなんじゃないでしょうか。
一方、MX ANYWHERE 2Sはとても標準的な7つボタン仕様。チルトも左右あって他の機能を割り当てられますし、サイドのボタンも押しやすく配置されています。サムホイールが欲しい(=横スクロールを多用する)という方でなければ、それ以外の機能では大差ないのでMX ANYWHERE 2Sとは好みの差になってくる気がします。
我が家では机に余裕がほとんどないのでサイズで見てもコンパクトなMX ANYWHERE 2Sが最適でした。
開封
という事で MX MASTER 2S を購入してきました。
オーソドックスな外箱ですね
付属品は無線アダプタと充電用のUSBケーブル。本機はBluetoothと無線の両対応で無線の時だけアダプタを使うのでPCがBluetooth対応ならアダプタを使う必要はありません。
マウス正面にMicroUSB端子があり、3分の充電で約1日、フル充電すれば約70日使えるそうです。何より乾電池の交換が不要なのは楽でいいですね!
スクロールホイールの下にあるボタンは様々な機能に割り当てることが出来、ジェスチャー機能などにも当てることができます。ここまで幅広いカスタマイズはさすがですね。
でも私の使い方でのベストはこれです。
あるいはちょっと配置を入れ替えてこんな割り当ても良さげ。色々日常使いで試してみます。
ポインタの速度(dpi)もかなり細かく設定できて50dpi刻みで4000dpiまで引き上げることができます。ほぼ無段階といってもいい調整の細やかさで最適なマウス速度を設定できますね。スムーズスクロールを有効にすればスクロールホイールをゆっくり回せばゆっくり動きサーッ!と回転させれば高速でスクロールしていきます。更に様々な設定はアプリケーションごとにカスタムで設定することも可能。
そして売りの機能「Flow」を使えば、なんと複数のPCを行き来することができ、コピーしたファイルを別のPCで貼り付けるなんて芸当が出来るようです。我が家では使う用途がほぼなさそうですが仕事で2台PCを使う方なんかはいいですね。
見た目はシンプル。コンパクトでボタン数も標準的ながら、それ故にここまで完成度を高めているのが凄いですね。高品質レーザー、USB充電、機能の割り当て、操作しやすいボタン配置、など全部が揃っています。強いて言えばカチッというクリック音が静音だったら尚良かったですね。
さて、MS ANYWHERE 2Sは、これまで使っていたEX-Gと比較すると一回り小さい印象です。
正直、握り心地とクリックの静音さはEX-Gの方が上ですが、MX ANYWHERE 2Sも不満という程ではありません。標準的です。
色はブラックを選びましたが、これはキーボードとのマッチングも意識してのこと。REALFORCEとのセット感がとてもいいです。黒の色味も何気に合ってます。
並べて置くと純正セットと言ってもいい佇まいをしていますね。
Darkfieldレーザー方式と4000dpiという高い精度でよりPCの操作感が高まると思います。たまには入力装置を見直してみるのもいいもんですね。