※本ページは2020年12月に公開した記事です。その後2022年12月にPS5やXboxSX/Sに最適化されたバージョンが発売されましたが本記事はそれぞれ最適化版リリース前に行った旧版での比較となります。
オープンワールドゲームの傑作ウィッチャー3でPS5とXbox SXの画質比較をしてみたいと思います。結構古いゲームですが今でもゲームシステム、グラフィック、シナリオ、どれをとっても最新ゲームに引けを取らないクオリティで楽しめるゲームだと思います。未プレイな方には超おすすめ!
オープニングシーンより
まずはオープニングシーンより幾つか比較してみます。まずは冒頭部分でベランダに出てみます。
食器類を拡大してみましょう。
PS5は全体的に描画が甘いですね。Xbox SXはお皿の模様がしっかり描かれて彫りの深さまで感じますし、手すり部分のデコボコ具合まで分かります。
続いてイェネファーとの会話シーン
ここはやっぱりイェネファーに注目してみましょう(笑)
Xbox SXは髪の毛がクリアで艶やか。下着の細かなデザインまで分かります。PS5の方はノッペリした印象でイェネファーの身体の色つやも悪いですよね。
引き続きイェネファーとの会話シーン。
今度はゲラルトの胸のリングを拡大してみましょう。
先ほどまでと同様の傾向です。PS5のリングはくすんでいて、洋服の生地感、ロープの編み目なども全部ぼやけています。Xbox SXと比べるとピンボケしたような画になってますね。
シーンは変わって森の中です。
ゲラルトのひげ具合を見てみたいと思います。
これはなかなかのインパクトです。Xbox SXはひげの1本1本が細かく分かりますし、ひげが白くなっている部分もしっかり描き分けられていますね。鎧の皮や鎖部分の精細さもかなり違います。
Xbox版には2つのモードがある
ここまでXbox版は明らかに綺麗だな~と思ってましたが、Xbox版にだけ「4Kモード」と「パフォーマンスモード」の2種類の設定がある事が分かりました。
PS5ではそもそも「詳細」という設定がありません。
PS5 / Xbox SX 4K / Xbox SX パフォーマンス での比較
なるほど!Xbox 4Kは滑らかさを犠牲にしてるんだからPS5よりキレイで当然か!という事でこの3種類での比較もしてみたいと思います。
オープニングイベントが終わって自由に動けるようになったところでモードをそれぞれ試してみます。
まず描画性能が明らかに出る草周りを拡大してみましょう。
むむむ・・・。
PS5が一番汚い。草のディテールがギザギザしてるし、べちゃっと塗りつぶしたみたいになってる。Xbox SXはパフォーマンスモードでもそこそこ1本1本描き訳がされていて滑らか
4Kモードに至ってはとてもシャープな草の先端まで描かれていて非常に細やか
ではゲラルトを拡大してみたいと思います。
PS5とXSXパフォーマンスはいい勝負。Xbox SX 4Kだけ若干精細な感じがしますね。ブーツの留め具や縫い合わせなんかを見ると4K>PS5>パフォーマンスという順で綺麗でした。なるほどこれは「滑らかさ」の順番通りで辻褄が合いますね。
草の比較では4K>パフォーマンス>PS5でしたので、4Kが一番きれいなのは確実ですが、パフォーマンスとPS5については同じシーンのスクリーンショットで一長一短あるみたいですね。
では最後に、PS5とXbox SXパフォーマンスの2つの比較をもう少しだけしてみましょう。
ゲラルトの正面と背面をそれぞれ比較してみます。
なるほど。ほぼ互角ですね。いい勝負なんですが、ほんの僅かPS5の方が精細さがあります。でも背景の植物もよく見てみると、やっぱり植物はXbox SX パフォーマンスの完勝ですね。
まとめ
画質についてPS5かXbox SX パフォーマンスか?で言えば私の評価はXbox SXパフォーマンスです。キャラクターの描画が細かいところまで見ないと違いが分からないのに対し、背景やオブジェクト描画は明らかにXbox SXパフォーマンスの方が上でプレイ中にも気づくレベルでした。
そして、もちろん画質は重要なんですが映像の滑らかさの方がプレイ中のインパクトが大きいと感じたため、私が最もお勧めするのはXbox SXパフォーマンスモードです。