Galaxy Z Fold3で・・・というか、Samsung純正アプリ「フォトエディター」で追加された機能ですのでGalaxyユーザーであれば皆さん使えるようになったんじゃないかと思います。
2021年12月に「オブジェクトの消去」が追加されて、Pixel6の「消しゴムマジック」と同様の事が出来るようになったとご紹介しました。今回は更にそれが拡張されて使いどころが明確な機能が2つ登場しました。
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Galaxy Z Fold3 写真編集で「オブジェクトの消去」が出来るようになった
Galaxy Z Fold3のアップデートで写真の選択部分を消去する機能が搭載されました。Pixel 6で言う「消しゴムマジック」と同じ機能ですね。 道路の車を消す これが元の写真。右上のメニューボタ ...
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影消去
まず一つ目は「影消去」です。
これの用途は明確です。照明と被写体の間に撮影者(自分)が入った時に、撮影した写真に自分の影が落ちる事がありますよね。シチュエーションによってはどうやっても避けられない影の写り込み。これを後から削除する機能です。
例えばこんな写真。わざとらしくスマホの影を落としてみました。
ギャラリーでこの写真を開いて、そこからフォトエディターに移行します。右下のメニューから「オブジェクト消去」を選択
そして「影を消去」を選択。これだけです。
ご覧の通り右下部分に黒く落ちていた影がほとんど消えました。
ビフォーアフターで比較するとこんな感じ。凄いですよね。周りの色や明るさに何の影響も与えず影だけを完全に消去してくれました。
レストランなんかで食事を撮影しようとして、どうしても影が入り込んでしまう。なんてことはよくあると思いますがこの機能があれば安心です。もちろん完璧な消去を過信しすぎるのは危険ですのでなるべく影が映らない配慮をしつつ、最後にこの機能で仕上げる。というのがオススメでしょう。
一応自分で消したい場所を囲って部分的に適用する事も出来ますが、逆になかなか上手く消せなかったりしますので基本的には自動補正で試すのが良いと思います。
反射消去
次は「反射消去」です。
こちらもよくあるシチュエーション。ガラス越しに写真を撮ったら思ったより手前のオブジェクトが反射してしまった。なんて事ありますよね。一番ダサいのが撮影している自分自身が反射して写り込んでしまうケースです。これを多少でも軽減しようという機能。
実際に先日撮影した写真をサンプルにしてみましょう。左の方に撮影している私の反射が、中央には何やらアルファベットが書かれた看板のようなものが写り込んでいますね。
では先ほどと同じ手順で「反射消去」をやってみましょう。ボタン一発です。どうでしょう。ガラスの向こうの被写体については色も明るさも全く影響を受けず、反射していた物体のみが消えてなくなってますよね。左に立っている私の反射は僅かに残っていますが、ビフォーとは明らかに違うと思います。
これももちろんいつでも完璧に消せる訳ではありませんので、撮影時なるべく映り込みを少なくするよう意識して最後に補正するイメージで使うと良いと思います。
まとめ
前回の「オブジェクトの消去」は非常にインパクトがありました。いるはずの人を消したり、あるはずの物体をなくしたり、なかなか驚かされる機能でしたが、実は今回の「影」や「反射」を抑えてくれる方が地味ながら使い出が多いんじゃないかと思いました。
SNSやブログに投稿するのに、影や反射の映り込みが大きいと途端にダサい写真になっちゃいますよね。こういう実用的なニーズに対して機能を拡張していくあたりやっぱりSamsungは最先端のスマホメーカーの1社だなと感心させられます。
あ、撮影時は出来るだけ高画質で残しておいて、誰かに送る時にはファイルサイズを小さくしたい。なんて時にもこのフォトエディターで簡単にリサイズできます。色々加工にも便利なアプリですのでGalaxyの場合はこの標準フォトエディターでほとんどの作業は十分じゃないでしょうか。
Galaxyユーザーの皆さんは是非この辺りの機能も使ってみて頂ければと思います!