最後に今回のPCを彩るパーツとして検討したのは簡易水冷クーラーとファンです。冷却だけのことを考えれば空冷でも十分ですがケースの美しさという点では簡易水冷構成の方がより適していると思います。
候補は4メーカー
もちろんクーラーとファンを別のメーカーで揃えても良いのですが、せっかくなのでここは統一感重視ですべて同じメーカーで行きたいと考えました。
候補として挙げたのはThermaltake、NZXT、Corsair、そしてLian Liです。
Thermaltake TH360 V2 Ultra EX ARGB Sync Snow Edition
最初に候補に挙げていたのはサーマルテイクです。もうずっとこれが本命だと考えていました。
グッドポイント
- ファンのデザインがシンプルで良い
- クーラーヘッドがLCDになっていてカスタマイズ出来るのにリーズナブル
- 追加ファンも比較的安価
- リバースファンがあって排気、吸気どちらも表面で設置可能
ただ肝心のリバースファンの在庫がなかったり、買おうと思ったタイミングで必要なパーツが揃い切らなかったのでちょっと迷いが生じてしまったんですよね。
Corsair iCUE LINK TITAN 360 RX RGB LCD White
次の本命はCorsairでした。ケースも最初はCorsairの3500Xを買おうと思っていましたのでケースにサイドファン3つが標準で付いている事を考えればiCUEで安価に揃えられると感じました。
グッドポイント
- iCUE LINKという管理方法が洗練されている
- ヘッドも温度表示可能なLCDで価格も比較的リーズナブル
- ケースをCorsair 3500X iCUE LINK ファン付きで揃えれば統一感が出て良い
結局Corsairのケースを買わなくなったのでCorsairで揃える必然性はなくなりました。ヘッドのLCDもやや四角い形状で個人的にはここは綺麗な円の方がカッコいいと思うんですよね。とはいえこれも本命の一つでした。
NZXT Kraken 360 RGB
3つ目はNZXTです。Krakenシリーズは店頭で見てカッコいいな~と思ったクーラー。ただ上位のELITEはとにかく高い!そこで廉価盤のKraken 360に目を付けました。
グッドポイント
- ヘッドにLCDを搭載しているリーズナブル版
他メーカーと比較するとKraken 360 RGBが競合となりますが、やっぱり画質面など上位のELITEの方が上なのは間違いありません。LCD部分のサイズも画質も明らかにELITEが上。360 RGBはこなれた価格以外の特徴が見いだせず、最初に「すごい!」と思ったKrakenですが、食指が伸び切らなかったというのが正直なところ。NZXTのケースを選んでいたら俄然揃えたくなっていたと思いますし何ならELITEまで行ってしまった可能性もあります。
Lian Li Galahad II Trinity SL-INF 360
そして私が購入したのはやっぱりLian Li。もちろんケースをLian Liにしたというのも大きいのですが別にケースにファンが付属している訳ではないので実はクーラーもファンも全然別のものにしても問題ありませんでした。でもLian Liの公式ケース情報を見ていて、サンプルで出てくるファン搭載写真や映像に「あれ、Lian Liのファンカッコいいな」と思ったのが興味をそそられることになったきっかけです。
Lian Liのファンを見る前は、基本的にどのメーカーもRGBファンの雰囲気は似ていてクーラーのヘッドなどでの特徴が目に入りやすいところでした。
Lian Liは何が違うかというとファンの種類の中に「インフィニティミラー」という特徴が採用されたファンがあったのです。こちらがその写真ですが側面にも光があるだけでなく合わせ鏡のように繰り返し同じ模様が無限に続いているような演出がされているのです。ファンの中心の円形のところも同様です。これはカッコいいなと。
そしてインフィニティミラーだけでなくファンの周りにもRGBのラインが引かれており、他メーカーと比べて明らかにファンの光が美しいと感じました。
上位のTLは更にこの美しさが強調されているのですがグッと値段も上がってしまうため、まずはこのリーズナブルなSLシリーズの「インフィニティミラー」で統一したいという思いになりました。
ヘッド部分がLCDになったモデルもあるのですがLian LiのLCDヘッドは四角い形状なのでちょっと好きになれませんでした。ここはLCDは諦めて、ヘッドすら「インフィニティミラー」になっている「Galahad II Trinity SL-INF」を選ぶことにしたのです。既に新モデルが出ていて古いモデルになってしまっていたGalahad II Trinity SL-INFですが敢えて今回はこれをチョイス。
Lian Liのファンは種類も多く、最近ではワイヤレスタイプや中央の円部分がLCDになっているようなモデルまで登場していて、この市場でも他社にはない強みを打ち出しています。
でもやっぱりLian Liファンの個性といえばこのインフィニティミラーじゃないでしょうか。奇しくも最強だと思ったケース、最強だと思ったファンこれがどちらもLian Liという事になりました。結果的にケース、クーラー&ファンが同メーカーでそろったのはなんとなく気持ちいいですね。
購入したLian Li Galahad II Trinity SL-INFとファン&Strimer Plus V2
簡易水冷クーラーとしてGalahad II Trinity SL-INF 360を購入しましたが加えて同じSL-INF 120の3パックを1つとシングルを2つ。さらにはマザー電源とグラボ電源用のケーブルもLian Li純正の光るケーブルにしました。
これでばっちり映え感がマシマシになると思います!